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2019/12/25古都飛鳥保存財団情報「奈良・飛鳥と私」 第7期飛鳥応援大使 池谷明芳

奈良・飛鳥と私

           第7期飛鳥応援大使 池谷明芳

 

 飛鳥応援大使創設10周年、大変おめでとうございます。大使を拝命して4年目です。

 そもそものきっかけは、考古学を学びたいと、奈良大学の門をたたいた時からでした。卒業したら、

何か役に立つことをしたい、という思いもありました。定年前、夜行バスで奈良に向かう事は大変な

困難ではありましたが、4年間の大学生活は大変充実しました。

 

 私の考古学への思いは、遠く幼い時に、静岡の実家近くで縄文式土器が出土された頃からだったと思う。

また、兄や叔父の影響も大きく、特に東京で小学校の校長を務めた叔父は、地域に、自ら作製した埴輪や土器を

残すほどでした。幼い頃、正月になると、面をかぶった御神楽様が登場した。一軒ずつ家を周り、家族の頭を

ガブリと噛むため、必死に逃げ回ったのを思い出す。無病息災だった。

 

 奈良大学在学中、特に飛鳥の地は、好んで出かけた場所だった。飛鳥寺は、自分にとって、常に、ロマンと哀愁を

感じる場所であり、そこで、初めて『蘇』を知った。 古代の乳製品『蘇』のチーズは大変格別な味だった。

 在学中、考古学の第一人者、元学長、水野正好先生の校外実習は、思い出多き石舞台となった。今は亡き、

先生の流れるような話を、大変懐かしく思う。文化勲章を受けられた東野治之先生の木簡の話も素晴らしかった。

また、上野誠先生から万葉集への思いを知り、民俗学は柳田國男を訪ねて遠野にも向かった。

 

 さて、奈良大学を卒業すると、朝霞市の「子育て支援事業」に参加した。埼玉県は健康長寿を目指して、

健康のため、地域の活性化のため定年間近のオジサン達の発掘に乗り出した。半年の研修後、民間で初めて、

シニア男性19名だけの子育て支援団体「朝霞ぐらんぱの会」を立ち上げた。やがて、活動が多くの子ども達に

感謝をされるとは思わなかった。

 「子ども達に夢を!子ども達の安心、安全なまちをめざして」をモットーに保育園、小学校、放課後クラブへ

ボランティアを続けた。

 自己紹介の時は、決まって、「奈良の事、考古学の話」を子ども達には楽しく語り掛けた。子ども達は見た事もない

奈良に興味津々だった。博物館の先生と親しくなり、郷土の古文書勉強会にも参加できるようになりました。

 今では、各小学校の「昔遊びの授業」では、竹馬、コマ回し等を教えるまでになった。特に、「皿回し」の演技は

会の特技にもなった。

 私にとって、「子育て支援と考古学」は、知らぬ間に、遊びを通して、オジサンを、子ども達のアイドルにさせて

しまったようだった。

 昨年、8月26日、明治大学アカデミーホールでの「飛鳥学講演会」に、飛鳥応援大使として、初めて参加させて

頂きました。古代の衣装をまとい、多くの大使の方や関係者とお会いし、大変有難うございました。

 

 古都飛鳥保存財団の皆様に感謝するとともに、今後、ますます頑張っていく所存です。

 

  

 

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