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中尾山古墳(ナカオヤマコフン) 史跡世界遺産構成資産候補古墳

中尾山古墳[写真]-

丘陵頂部に築かれた、対辺長約20m、三段築成の八角形墳である。墳丘の周囲には三重の外周石敷が巡らされる。埋葬施設は横口式石槨で、底石・奥壁・閉塞石・天井石各1石、側壁各2石、隅石(柱石)4石(1石は欠失)の計10石で構成されている。石槨規模は内法が約90cm四方で壁面は丁寧に磨かれており、水銀朱が塗布されている。

底石は直方体の花崗岩で上面の中央部分に約60cm四方の凹部がある。 この凹部には棺台が設置され蔵骨器が安置されていたと考えられる。被葬者については古墳の立地や年代、火葬墳であることなどから文武天皇檜隈安古上陵の可能性が高いと考えられている。

 

基本データ-

所在地奈良県高市郡明日香村平田
形状八角形墳
規模対辺長約20m
築造年代8世紀前半
アクセス近鉄吉野線「飛鳥駅」から 徒歩約15分
駐車場国営飛鳥歴史公園高松塚地区駐車場…無料   駐車場から徒歩約10分

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