豊浦宮跡・豊浦寺跡( 向原寺)(トユラノミヤアト・ヨユラデラアト(コウゲンジ)) 日本遺産構成文化財寺・神社遺跡・跡地
甘樫丘の麓に向原寺がある。複数回の発掘調査から、豊浦寺の金堂・講堂と思われる伽藍配置の一部が明らかとなり、その下層から石組溝や列柱などの遺構が発見された。日本最初の女帝である推古天皇の豊浦宮の跡と考えられている。豊浦の地は蘇我氏の本拠地であり、この豊浦宮の造営から飛鳥時代が始まったと言われている。
その後、豊浦宮跡に桜井寺を移し豊浦寺となり、日本初の出家者の善信尼が住まいした。出土した瓦からは飛鳥寺との関係が深いことや、遠隔地からも供給されていたことなども判明している。日本遺産のストーリー「飛鳥を翔た女性たち」に登場する日本初の女性天皇の推古天皇と日本初の出家者の善信尼の2人に縁の深い場所がこの豊浦宮跡、豊浦寺跡(向原寺)である。
基本データ
所在地 | 奈良県高市郡明日香村豊浦630 |
拝観料 | 志として200円(拝観希望は事前予約が望ましい) |
アクセス | 近鉄「橿原神宮前」駅東口または「飛鳥」駅より奈良交通明日香周遊バス乗車。「豊浦」下車 徒歩5分 |
駐車場 | なし |
お問い合わせ | 向原寺 0744-54-2512 |